2013年4月6日土曜日

マッドメン シーズン5

マッドメンのシーズン5を見終わりました。
期待通りのおもしろさ!!!
深いです。一瞬の表情や目線でもいろいろ語られます。

まだ日本版は出ていないのでアメリカ版。
ニューヨークで買ってきました。(他にもいろいろ)
リージョンコードが違いますが、古いMacBookをアメリカ版用にしています。

ここから先はネタバレありです。

ドンはメーガンと結婚してラブラブ。
でも違いが見えてきて、それが溝となっていくのかが気になるところ。
今シーズンではお互いへの愛情で乗り越えられています。

ドンは複雑で魅力的なキャラクターですが、性善か性悪かでいけば性悪だと私は思っています。ずるくて残酷な面がぽろぽろと。
クリエイティブディレクターとして活躍はしますが、クリエイターとしてはあまり活躍できなくなってきています。
時代も変わってきて、音楽や若者文化は??という感じ。
若い才能に嫉妬したりもします。

メーガンはいつも自然体で自分のほしいものを簡単に手に入れていくように見えます。
ドンに対しても嫌なことは嫌とはっきり言えるので、ベティのように我慢し続けることもなし。
でも両親との関係や断ち切れない女優への道で苦しむ姿も描かれます。

ペギーにとっては卒業のシーズンに。
競合に転職します。ドンとの別れのシーンが素晴らしいです。
ペギーだけは自分のもとを去らないと思っていたドンは動揺。
ペギーは涙しますが、オフィスを出る時は自分の未来にビッグスマイル。
昔の仕事仲間フレディ(アルコール問題でクビになった)仕事の相談をするシーンも好き。
「バレリーナ」とフレディがベギーを呼ぶのも大切に思っていることを感じられるし、他で輝けると正しく評価してあげるのもうれしくなります。
ドンは最後にペギーがいて当たり前と思っていたと後悔しますが、遅すぎました。

ジョーンはもともと強くしたたかですが、今シーズンはさらにパワーアップ。
パートナーにまでなります。
ショッキングな選択もしますが、シングルマザーとして行きていく決意の表れでもあります。

ピートはいい話なし。
優秀な営業なのですが、どうしても人に好かれません。
この人も性悪ですが、ドンのような人間的魅力がないし、ドンのような突出した才能もないのに自分が優秀だと思っているので苦しみます。
トゥルーディーが最後の幸せの鍵ですが、シーズン6ではどうなるのでしょう。
ひとりぼっちになってしまうのか、何か大きな出来事を契機によい方向に変わるのか。

ロジャーは相変わらず(笑)
ジェーンとも離婚することになりますが、飄々とやっていきます。

ベティはなんと過食で太ってしまいます。
イライラが高まって、嫌な面が出まくり。アメリカでは相当嫌われたようです。
でも私はベティはドンの犠牲者だと思っているので、なんとか幸せになってほしいと思っています。
サリーともいろいろありますが、いざとなったときはサリーはベティを頼ることもわかって、子育てする上で厳しい立場を取らざるを得ないけれども、基本的にはいい母親。

一番ショッキングだったのはレーンの自殺。
最後の最後で追いつめたのはドン。
自殺の後、会社の業績はうなぎ上りになり、 ドンがあの場で違う行動を取ったらすべてが解決されたのに...と思ってしまいます。
愛すべきキャラクターだったのに残念です。

深いドラマですが、笑えるシーンもたくさん。
一番笑ったのがやはりドンのサプライズパーティー!

明日4/7からシーズン6が始まるので、とても楽しみです。

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