2015年5月18日月曜日

としま能の会 「西王母」 「杭か人か」 「邯鄲」

土曜日に豊島区が主催の「としま能の会」へ行ってきました。

一流の能楽が破格の料金で楽しめるこの会は素晴らしいと思います。
パンフレットは英語表記もあり、国際アートカルチャー都市になろうという豊島区の意気込みが感じられました。

今回は開演前の野村万蔵さんによる狂言セミナーにも参加。
なんと能舞台に上がらせていただきました!

各演目の解説や見どころも教えていただき、おもしろい裏話のところでは本番中に笑いそうになってしまいました。

狂言のすごいところはあらすじやオチがわかっていても、大爆笑できるところ。
「杭か人か」も思い出し笑いができてしまうレベルのおかしさでした。

太郎冠者って本当におバカ(笑)
でも憎めない。

上下関係のはっきりしていたはずのその昔でもこういうキャラはいたのだなと思うと、ご主人にちょっと同情してしまいます。

能の「邯鄲」は見ごたえがあり、是非また見たいと思わせる演目でした。

人生に迷える青年が旅の途中、未来が見えるという不思議な枕で一眠りをした間に、王位についた夢を見る、というのがあらすじ。

場面によって一畳ほどの大きさの台が寝所や玉座に変わります。
その台の上での舞も見どころでしたが、最大の見どころはなんといっても最後の方のあの動き。
(是非見に行ってください)

能面をつけるとほとんど視界がなくなるというのに、あんな動きができるなんて本当にすごいです。

今年の1月より月に一度謡と仕舞のお稽古を始め、余計にすごさがわかすようになりました。

お稽古の様子もいずれ。
(案の定落ちこぼれています)



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