お相撲が好きで、場所中は17時~18時の間は極力ミーティングや外出を入れないようにしています。
好きな力士はたくさんいますが、なぜか白鵬にはひかれません。
かといって、日本人力士びいきというわけではなく、古くは高見山からどちらからというと、外国人力士を応援してきました。
お行儀の悪かった朝青龍ファンでもありました。
そんな相撲好きの私ですが、白鵬の審判批判には、とにかくびっくり!の一言でした。
問題の相撲はテレビですがライブで見ており、物言いにも取り直しにも全く異存なし。
それを「子供にでもわかる」とか、何言っちゃってるの!?というのが正直な感想。
稀勢の里や私の贔屓にしている他の力士が同じことを言っても、同じように思ったでしょう。
そのため、発言後に、白鵬擁護論が多いのに驚きましたが、立場や物の見方、持っている情報の差によって、いろいろな意見が出たことを興味深いと思いました。
擁護派は、Twitterなどの発言を見ると、白鵬のファン以外に、次のグループがいるようです。
1) 「言論の自由派」
審判を批判してもよいのではないか、という意見。
2) 「相撲協会の体質反対派」
相撲協会による白鵬いじめだという意見も含め、体質が古いとされる相撲協会への批判。
3) 「外国人差別反対派」
日本人横綱を待望する相撲界や世論から、白鵬の気持ちもわかる、とする人たち。
4) 「祝宴の後だから大目に派」
祝宴の後のなじみの記者に向けた記者会見だから大騒ぎするまでもない。
対して、白鵬批判派は
1) 「横綱らしからぬ発言派」
大鵬を例にあげ、横綱の品格論にまで至る声まで。
さらに懸賞金の受け取り方や汗を拭かないことなどへの不満をあげる人も。
2) 「審判部の裁定が最終派」
5人の審判とビデオ判定による裁定を最終とするのが相撲のルール。
他のスポーツでも同様であることを補足する人も。
3) 「白鵬の本音が出た派」
優等生を演じてはきたものの本心は違ったとする人たち。
私の意見は批判派の②「審判部の裁定が最終派」に近いと思います。
ただ、これは問題の取り組みの審判の裁定が問題なかった、ということが前提です。
もしも、本当に疑惑の相撲で、明らかに白鵬にとって不利だったら、反論をしても白鵬を支持をした可能性はあります。
ただ、記者会見の場ではなく、親方を通じて部屋から申し入れをする、などの方法を取るのがいいと思います。
記者会見で、「正当な意見としての審判批判」をしていたら、好感は持てなかったかもしれません。
いくら横綱とはいえ、人なので、不満な裁定もあるでしょうが、発言をメディアの都合のよいように切り取られ報道されるリスクのある記者会見で言ってしまうのは、賢くないし、損をしてしまうと思います。
白鵬は昨晩バラエティー番組の冒頭で謝罪をしたとのこと。
これ以上追及すると、相撲協会のイメージも悪くなるし、これで幕引きがいいのではないでしょうか。
相撲ファンで白鵬ファンではないと、私も①「横綱らしからぬ発言派」の支持者とも見られてしまう、ということにも気づいたのも収穫でした。
相撲ファンと言ってもいろいろなんですけどね。
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