2015年2月13日金曜日

遅延型アレルギー検査で「隠れアレルギー」が発覚!

2017年7月に追記
後日談はこちらをどうぞ👉「遅延型アレルギーをほぼ克服!わたしが行なった2つのこと。」

昨年の11月に、遅延型アレルギー検査を受けてきました。

遅延型アレルギーとは、「隠れアレルギー」ともいわれ、食後数時間から数週間後に症状が出るため、わかりづらいとされています。

きっかけは時折出る手湿疹。

数年前にかなりひどくなり、そのときはマクロビオティックで治ったのですが、その後もちょこちょこ出て、また1年前から悪化...

ロンドンに行った際もあまり調子がよくなく、お酒を控えていたのに治らず...
パンは結構食べていたので、もしかして小麦が怪しいのでは、と思い始め、ついに検査を受ける決意をしました。

同時に即時型のアレルギー検査も受けましたが、そちらの結果は、ハウスダストが高めだった以外は何も異常なし。

遅延型アレルギー検査はそれから2~3週間で結果が出ました。
海外に送っているようです。

ネットでキットを取り寄せて、自分で血液を採取し、送るという方法もありますが、私は、説明をきちんと受けたかったので、実施しているクリニックへ行ってきました。

さて、結果。

疑っていた小麦は高めでしたが、数日に一度は食べてよいというレベル。
乳製品、卵、キドニービーンズ、さやいんげんなどが、完全除去を勧められる食品でした。。。

そういえば、ロンドンでも、ギリシャヨーグルトの大きなパックを買って、毎日ベリーと一緒にたーっぷりいただいていました。。。
治らないわけです。。

ここからは詳しい結果です。

まずは、肉。
卵、特に卵黄が高いです。。。
一番食べる機会の高い鶏肉も低反応ですが、出ています。





続けて野菜。
ここは若干もやしが高い以外は、ほぼセーフ。



乳製品は全般的に高いです。




シーフードは低め。
一番高いカキは昔中ってから食べられなくなってしまったので、別にいいかな、と。



スパイスでは、大好きなショウガが一番高い。
まだ安全地帯ですが、好きなものやよく取っているものの数値は上がることもあるそうなので、取りすぎに注意したいと思います。



一番衝撃的だったのがこの「ナッツ・穀物」カテゴリー。
小麦は想定内でしたが、キドニー豆やさやいんげんは、まったく疑っていなかったので、本当に驚きました。
一時期ベジタリアン生活だったので、キドニービーンズは結構食べているかもしれませんが、さやいんげんはそんなに食べた記憶もなし。
地味ながら、意外と強い食べ物なのかもしれません。






フルーツは、予想通り、キウイが高反応。
キウイで昔唇が腫れ、検査を受けたことがあるのですが、当時は即時型アレルギー検査しかなかったため、反応が出ず、皮膚に触れるといけないのではないか、ということになっていました。
大好きなので、一生懸命口を大きくして食べていたのですが、やはり隠れアレルギーだったというわけです。




その他では、イーストが。。。
パンは、小麦+イーストになるので、やっぱりよくないことがわかりました。

コーヒーや緑茶の項目があることに驚きましたが、実際出る人もいるようです。






クラス1以上の食品は、4日間ローテーション食ガイドラインに、入れられています。

結局は同じものばかり食べないことがポイントだそうです。

現在高いものも、半年ぐらい完全除去すれば、数値が下がることもあるとか!
逆に、今低いものでも、過剰に食べていれば、数値が上がってしまうこともあるということです。

予想してたとはいえ、小麦が出てしまったのはショックでしたが、しばらく小麦、卵、乳製品を減らしたら、手の方はすぐによくなりました。

検査は3万円ぐらいするのですが、私は受けてよかったです。

ちょっと高いなと思う人は、気になる食材を一週間ぐらい完全に抜き、また食べたときの反応をよく観察する、という方法もあるそうです。
ただ、遅延型の場合は、すぐに反応が出ないことも多いので、食事日記をつけるなど、よく観察する必要がありそうです。


2015年2月1日日曜日

白鵬審判批判についての様々な見方

お相撲が好きで、場所中は17時~18時の間は極力ミーティングや外出を入れないようにしています。

好きな力士はたくさんいますが、なぜか白鵬にはひかれません。

かといって、日本人力士びいきというわけではなく、古くは高見山からどちらからというと、外国人力士を応援してきました。
お行儀の悪かった朝青龍ファンでもありました。

そんな相撲好きの私ですが、白鵬の審判批判には、とにかくびっくり!の一言でした。

問題の相撲はテレビですがライブで見ており、物言いにも取り直しにも全く異存なし。
それを「子供にでもわかる」とか、何言っちゃってるの!?というのが正直な感想。
稀勢の里や私の贔屓にしている他の力士が同じことを言っても、同じように思ったでしょう。

そのため、発言後に、白鵬擁護論が多いのに驚きましたが、立場や物の見方、持っている情報の差によって、いろいろな意見が出たことを興味深いと思いました。

擁護派は、Twitterなどの発言を見ると、白鵬のファン以外に、次のグループがいるようです。

1) 「言論の自由派」
  審判を批判してもよいのではないか、という意見。

2) 「相撲協会の体質反対派」
  相撲協会による白鵬いじめだという意見も含め、体質が古いとされる相撲協会への批判。

3) 「外国人差別反対派」
  日本人横綱を待望する相撲界や世論から、白鵬の気持ちもわかる、とする人たち。

4) 「祝宴の後だから大目に派」
  祝宴の後のなじみの記者に向けた記者会見だから大騒ぎするまでもない。

対して、白鵬批判派は

1) 「横綱らしからぬ発言派」
  大鵬を例にあげ、横綱の品格論にまで至る声まで。
       さらに懸賞金の受け取り方や汗を拭かないことなどへの不満をあげる人も。

2) 「審判部の裁定が最終派」
  5人の審判とビデオ判定による裁定を最終とするのが相撲のルール。
  他のスポーツでも同様であることを補足する人も。

3) 「白鵬の本音が出た派」
  優等生を演じてはきたものの本心は違ったとする人たち。

私の意見は批判派の②「審判部の裁定が最終派」に近いと思います。

ただ、これは問題の取り組みの審判の裁定が問題なかった、ということが前提です。

もしも、本当に疑惑の相撲で、明らかに白鵬にとって不利だったら、反論をしても白鵬を支持をした可能性はあります。
ただ、記者会見の場ではなく、親方を通じて部屋から申し入れをする、などの方法を取るのがいいと思います。
記者会見で、「正当な意見としての審判批判」をしていたら、好感は持てなかったかもしれません。

いくら横綱とはいえ、人なので、不満な裁定もあるでしょうが、発言をメディアの都合のよいように切り取られ報道されるリスクのある記者会見で言ってしまうのは、賢くないし、損をしてしまうと思います。

白鵬は昨晩バラエティー番組の冒頭で謝罪をしたとのこと。
これ以上追及すると、相撲協会のイメージも悪くなるし、これで幕引きがいいのではないでしょうか。

相撲ファンで白鵬ファンではないと、私も①「横綱らしからぬ発言派」の支持者とも見られてしまう、ということにも気づいたのも収穫でした。

相撲ファンと言ってもいろいろなんですけどね。

ブレイキング・バッド シーズン5まで見終わりました 【ネタバレあり】

年末年始をかなり利用して、『ブレイキング・バッド』をシーズン5まで見ました!

末期癌と診断された冴えない高校の化学教師が、家計のため、化学の知識を利用して、麻薬製造と販売にかかわっていく、という全米で大ヒットしたドラマです。

以前勧められて、第一話を見て、今までにない設定やストーリー展開にびっくり!

以来、TSUTAYA discasのトップに入れていたのですが、第一巻のみDVDが生産終了になっており、なかなか配送対象にならず。。。

年末年始だけ、Huluに再加入し、がっつり見ました。
こういう使い方ができるのがHuluのいいところです。

さて、感想。
ネタバリありです。

後半の方が面白いという人もいるようですが、私は断然前半が面白かったです。

主人公のウォルターも未知の世界でとにかく必死!で、どうなるんだろうとハラハラドキドキします。

実はこの人、ただの化学教師ではなく、大成功したベンチャー企業の立ち上げに関わった才能のある科学者で、幸せな家庭を手に入れてはいますが、屈折した思いを強く抱えているということが段々わかってきます。

穏やかで静かないい人と皆には思われているものの、実はかなりプライドが高く、エゴも強い...

家族も知らなかったそんな面がどんどんと出てきて、最後は家族にも見捨てられ、孤独になります。

表向きには「家族のため」だった麻薬製造や販売も、段々自分の才能の誇示のために変わってき、家族だけでなくどんどんと大切なものを失っていくのが、見ていてつらかったです。

その他の登場人物の描写も素晴らしい!

私が特に好きだったキャラクターは、以下4名。

1 ハンク・シュレイダー

義弟で、麻薬取締局の捜査官。
明るく、人とうまくやっていけるナイスガイで、捜査官としてもとても優秀。
周りに信じてもらえなくても、自分の勘を信じ、コツコツと捜査を続けます。
単なるエゴではなく、麻薬取締を使命として、貫いたところがかっこいい。

2 ウォルター・ジュニア

ウォルターの息子で、軽い脳性麻痺の障害があります。
お父さん大好き、とーっても素直な子。
父の正体がわかったときは、障害がありながらも母を守る!
演じている俳優さんも実際に障害があり、アメリカの俳優の幅広さにも感心させられました。
 

3 ジェシー・ピンクマン

ウォルターの元教え子で、麻薬製造のパートナー。
最初はとにかくうざい!
頭悪いし、ジェシーのせいで、危機に陥ることも多く、イライラさせられっぱなしでしたが、シーズンを重ねるにつれ、彼の人柄のよさが出てきて、ウォルターに幻滅するのと比例して、株が上がっていきました。

4 マリー・シュレイダー

1のハンクの奥さん。ウォルターの妻の妹。
派手好きで万引き癖があり、ちょっと困ったちゃんでしたが、温かい心の持ち主。
がんの治療に関しても、受ける側の気持ちを考えたり、ハンクが療養中につらく当たっても、夫を忍耐強く支えます。
紫が大好きで、着るものも家のインテリアも紫満載なところが、紫好きの私にはつぼ。

マリーの身に着ける紫以外にも、色にメッセージがあるようにも感じました。
ウォルターは緑が多く、妻のスカイラーもウォルターの手伝いをするようになってから、緑を身に着けることが増えます。

ひとつのシーンから次のシーンに映るときも、同じものをつかって、シーンが変わり、凝っています。
(水がたれているところが、ティーバッグから垂れるお茶のしずくに変わったり)

スティーブン・キングも大絶賛したというこのシリーズ。
設定を聞いて「!?? 麻薬!?」と思った人も、まずは第一話を見ることをお勧めします。

Huluだと第一話が無料で見られるようです。